”東俣植物園広場・東俣彫刻公園”
大石ダムと東俣植物園広場・東俣彫刻公園 その他の大石ダム関連ページ1、2、3 |
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ヒカゲノカズラ(2021/6/10) |
令和3年6月10日 イタチのシッポのように見える左の写真は東俣彫刻公園で見つけたヒカゲノカズラ。 胞子による繁殖を行うのでシダ植物の仲間です。 「日陰葛」と漢字を当てるようですが、日陰ではなく日向で見かけます。 また”葛”の文字に反して樹木に絡みついたり岩に登り付く事はないようです。 下の写真で林立しているのは”胞子嚢穂”誰かが間違って付けた名前がそのまま広まったのではないでしょうか? ”音叉”の様に二股になった”穂”や三俣になった”穂”もあるようです。 ※左の写真は、クリックで拡大写真が表示されます。 |
大石ダムの放水 ・ ダムサイトの法面(のりめん)に設置された 雪崩防止柵が破損していました。 右の写真の猿が原因ではないと思います(^^; |
令和元年5月17日 飯豊連峰も融雪期を迎えて大石ダムの水位が上昇し続けているためか、大石ダムか毎秒15t(近くの職員談)の水が放水されていました。 雪崩防止柵にはサルが座っていました |
ホウチャクソウ ホウチャクソウの若芽には毒があるそうです 古川館近くでの田植え 背景は、市町村道のアーチ式鉄筋コンクリート橋として、 日本一の規模と言われる丸山大橋 |
平成30年5月12日 大石ダム東俣遊歩道から林道に入って50m程の路傍で見つけたホウチャクソウ。 ユリ目イヌサフラン科に属するチゴユリの仲間。漢字では宝鐸草と表記する。宝鐸(ほうちゃく/ほうたく)とは、堂や塔の四隅の軒につるす青銅製の鈴でガランガラン?と鈍い音を立てるそうです。 法隆寺の夢殿にも八つ?の宝鐸 法隆寺金堂の宝鐸 法隆寺五重塔の九輪と水煙の宝鐸 |
ガンタケ?(2017/9/24) |
平成29年9月24日 左の写真は東俣植物園で見つけたテングタケの仲間のガンタケ?と思われるキノコ。 笠の直径は20cm弱と結構立派なキノコでした。 従来ガンタケは、加熱調理して食べられていたそうです。 しかし、近年になって加熱しても無害化しない有毒物質「アマトキシン類」が含まれている事が明らかになって食べる人がいなくなった、と言われています。 ご注意下さい。 なお、柄(え)に付いているリングを「ツバ」と呼ぶそうです。 |
ユキザサ(2017/5/14) |
平成29年5月14日 東俣遊歩道脇で、ユキザサがひっそりと咲いていました。個体数は余り多くなく、ひょっとしたら、他県の様にシカの食害にあっているのでは?と心配になります。 このユキザサは、笹に似た平行脈を持つ葉で白い花が咲くので「雪笹」と漢字を当てるそうです。 しかし近年「APG植物分類体系」では、この「ユキザサ」は「ユリ目ユリ科」から「キジカクシ目キジカクシ科」へと分類されているそうです。この「APG」は遺伝子の塩基配列を元に分類するそうですので、「見た目より中身が重要」と言うことでしょうか?DNA分析機器の発達/低価格化がもたらした結果ですね。 もっとも「ユキザサ(雪笹)」と似ている「スズラン(鈴蘭)」が、従来の分類方法でも「キジカクシ目」に分類されている事からすると、たまたま「ユキザサ」を最初に分類した学者が「ユリ目」に分類した結果が今まで引き継がれていたという事だろうと思われます。 最初に「ユリ目ユリ科」に分類した先生が、何故、「キジカクシ目」に分類しなかったのか?その辺りの経緯に少々興味を感じます。 |
秋のアオマムシグサ(2016/10/15) オオハナアブの雌とアザミ(2016/10/15) 右の写真の様に、オオハナアブの複眼には縞模様が入っている。複数の他のサイトの写真と比較すると、それぞれ模様が異なっていることから、どうやら個体差が有ることがわかった。 ナガヒラタアブとアキノウナギツカミ(2016/10/15) 虎縞の昆虫は長扁虻。スズメバチに似ているので、鳥などの捕食者から狙われないのでしょうか? |
平成28年10月15日 東俣彫刻公園先の林道用ゲートの先へ行ってみました。 紅葉にはやや早いこの時期、最初に目に付いたのはサトイモ科のアオマムシグサの果実。全草にシュウ酸カルシウム等が含まれていて毒性が強いが、完熟した赤い実は甘いという報告もある。 春のアオマムシグサ(2014/5/11) 春のアオマムシグサ(2014/5/11)には不気味な縞模様がある。 秋の鰻掴みという奇妙な名前のこの花は、山地でなくとも庭先などどこにでも生えています。茎にやや固い棘が密生しているのでウナギでも掴めそうです。その昔、竹箸にでも縛り付けてウナギを掴んでいたのでしょうか? |
平成27年10月12日 東俣彫刻公園から覗き込んだ東俣川岸に甌穴(おうけつ、かめあな、pot hole)を見つけました。 甌穴は、凹んだところに偶然は入り込んだ小石が水流でくるくると回って次第に大きな穴へと削ってできたもので、結構珍しい現象で、他県では国の天然記念物に指定されているものもあります。 直径×深さは50cm×50cm位でした。 公園には野生の猿の群れが木の実を拾っては口に入れていました。 大石ダムから少し下った所にある県民休養地では、連休の最終日ということもあって観光客はまばらでしたが、それでもエンジンゴーカートやミニSLに乗った家族連れが歓声を上げていました。 その県民休養地の一角には、ウサギや山羊、ポニー等が飼育されています。 下の写真は、その山羊の目。瞳孔は人のように丸くなく、また、猫の様に垂直方向のスリットがあるわけでもなく、横方向に広がっています。草原に生きる馬なども同様で、背後の敵をいち早く見つけるために横方向スリットに瞳孔が進化したそうです。 |
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大石ダム管理棟近くのカタクリ(H19.4.4撮影) 東俣植物園ダム湖斜面のナギナタコウジュ(シソ科) (H19.10.13撮影) 大石東俣彫刻公園(H19.10.13撮影) 大石東俣彫刻公園(H19.10.13撮影) 大石東俣彫刻公園近くの路傍のタイリンヤマハッカ? (シソ科、カメバヒキオコシの変種) (H19.10.13撮影) |
大石ダム(2) 大石ダム(3) 大石オートキャンプ村 関川村の紅葉 新潟県岩船郡関川村の大石ダムは、昭和42年(1967年)の羽越水害(8.28水害)をうけて、1970年に着工し、1978年に竣工したダムです。 総工費172億円。堤体の高さ87m、堤体の天端幅(てんばはば)243.5mの重力式ダムだそうです。その総貯水量は2、280万立方メートルで、小学校の25mプール8万個分の貯水量に相当します。 大石ダム堤体の左岸にあるトンネルには「大したもん蛇」が展示されています。 大石ダムの周囲には、大石オートキャンプ村、大石ダム湖畔県民休養地、東俣植物園、東俣彫刻公園等が整備されており、ダム湖の周囲を散策しながら野鳥や野草を観察できる遊歩道も整備されています。 カタクリの群落も散在し、早春の私たちの目を楽しませてくれます。 東俣植物園と東俣彫刻公園までは車で行くことも可能です。ご家族での森林浴やハイキング・自然探索・紅葉狩りに最適なスポットと言えます。 渇水期の秋、平成19年10月13日には、雨期に水没している階段が現れいます。その階段脇には、左の写真のように可憐なナギナタコウジュが咲いていました。 同じく平成19年10月13日に撮影した左の写真のように、大石東俣彫刻公園ではヤマモミジの葉が色づき始めていました。 杁差岳(えぶりさしだけ)へ通じる道路脇には、左の一番下の写真のカメバヒキオコシの変種タイリンヤマハッカ?が群生していました。 杁差岳へは、東俣植物園と東俣彫刻公園を経る東俣コースと西俣コースの二経路有り、時折の登山者を見かけることもあります。 |
新潟県岩船郡関川村 高瀬温泉古川館「大石ダムと丸山大橋東俣植物園広場・東俣彫刻公園」 先頭へジャンプ |